日本消化器病学会雑誌
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胆管原発小細胞癌の1例
宮下 知治小西 孝司能登 正浩谷口 桂三加治 正英木村 寛伸前田 基一薮下 和久三輪 淳夫
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キーワード: 総胆管, 小細胞癌
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2001 年 98 巻 10 号 p. 1195-1198

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抄録

症例は85歳の女性で,閉塞性黄疸にて入院.胆管造影では総胆管末端部に逆U字を呈する大きな欠損像を認め結石が考慮されたが,造影CTにて高吸収を示す腫瘍性病変と指摘された.ハイリスク症例であることより胆管十二指腸吻合術と胆道鋭匙による腫瘍採取が行われた.病理組織学的には紡錘型細胞が充実性の胞巣を形成しながら密に増殖する像を呈しNSE,chromogranin A染色陽性であり,胆管を原発とする小細胞癌と診断された.

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