Neurologia medico-chirurgica
Online ISSN : 1349-8029
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Carcinomatous Change in the Cranial Metastasis from a Metastasizing Mixed Tumor of the Salivary Gland —Case Report—
藤村 幹Takayuki SUGAWARAHirobumi SEKIYasunari OTAWARATsutomu SAKUMAYoshishige NAKANOTakashi YOSHIMOTO
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1997 年 37 巻 7 号 p. 546-550

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抄録
7歳女性。約30年間、左顎下腺部の腫瘤を放置していた。平成7年7月より左後頭部に腫瘤が出現、増大し9月に当科受診。左後頭部、左顎下腺部以外の部位の異常は検索し得ず顎下腺腫瘍の頭蓋骨転移が疑われた。摘出術の結果、顎下腺部は組織学的に良性の多形腺腫であったが、転移巣はcarcinomaを含んでいた。Ki-67を用いた免疫組織学的検索の結果も原発巣と転移巣の増殖能の解離を支持するものであった。組織学的に良性な多形腺腫が転移を来すものはmetastasizing mixed tumorとして知られているが、転移巣のみにcarcinomaを含んでいた報告は認められず稀と考えられ報告した。
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© The Japan Neurosurgical Society
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