抄録
著者らが経験した68例のParaclinoidal aneurysmsの手術成績をretrospectiveに検討し、特にClinical grade別に手術成績を提示し、更に最適な手術方法について報告した。37例はSAHで発症、17例はincidentalに発見10例は他部位動脈瘤に合併した例、4例はmass effectで神経症状を呈した例であった。SAH例47例のうち38例、non-SAH例21例のうち17例が転帰良好例であった。転帰不良例の原因はSAH例でprimary brain damage,血管れん縮であり、non-SAH例ではgiant ANか脳底動脈瘤に合併した例であった。Giant or Large ANではmultiple clip,前床突起切除、頚部内頚動脈確保が必要であり、また、ちまめ状の動脈瘤に対してはcoatingが有効なことがあった。その他の動脈瘤は特別な操作なくclipping可能であった。