抄録
症例は1歳8カ月男児。未熟児脳室内出血後水頭症のため脳室-腹腔短絡術を施行されていたが、経過中に孤立性第4脳室を呈し、後頭下開頭にてnavigating system guidance下に拡大した第4脳室を経由してPTAバルーンカテーテルを用い内視鏡的中脳水道形成術を施行した。孤立性第4脳室の治療としては、第4脳室-腹腔短絡術、中脳水道形成術が考えられるが前者が一般的である。また内視鏡的中脳水道形成術に関しての報告も第3脳室経由にて施行されたものがほとんどである。われわれはnavigating system guidance下に第4脳室経由にて内視鏡的中脳水道形成術を施行し有効な結果を得ることができた。