野田醤油株式会社
1958 年 32 巻 8 号 p. 617-622
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生醤油エーテル抽出物の酸区分を向流分配法により分離し,数種の既報脂肪族酸及び芳香族酸をその分離区分のペーパークロマトグラムより再確認し,蓚酸,安息香酸,ヴァニリン酸及び醤油成分としては新物質であるシリンガ酸を夫々結晶状に分離し同定試験に成功した.更にこの方法によって得た未知フェノールカルボン酸のスポットがフェルラ酸のそれである事も確認し,之等の結果より醤油中のフェノール性成分の生成につき若干の考察を附記した.
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