日本農芸化学会誌
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イチジクFicus Carica L.緑葉成分
(第2報) プソラレン及び精油の抗菌性について
福士 俊一田中 浩堀津 浩章
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1958 年 32 巻 8 号 p. 646-647

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抄録

イチジク緑葉成分の中プソラレン,精油及び精油のフェノール部分の微生物に対する抗菌抗黴性を検討した.プソラレンは72時間後に於て細菌類には5千倍以下, Asp. oryzae 1万倍, Hans. anomala 10万倍でその発育を阻止した.精油及び精油のフェノール部分はプソラレンよりも抗菌性が劣っており,精油は72時間後に於て各微生物に対し5千倍以下の抗菌性を示す程度であり,精油のフェノール部分はB. subtilis, Staph. aureus及びPseud. fluorescensに対し2千倍, Asp. oryzae及びHans. anomalaに対し1千倍の稀釈濃度でその発育を阻止した.

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