日大医学雑誌
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症例報告
全腹腔鏡下子宮全摘出術における尿路損傷回避のための工夫
青木 洋一松浦 眞彦東 裕福加藤 恵理奈小林 祐介山本 樹生
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2012 年 71 巻 3 号 p. 190-194

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抄録
子宮全摘出術は,過多月経や月経困難症を伴う子宮筋腫などに対して行われ,産婦人科の手術として広く行われている.当科においても現在まで多数の開腹による子宮全摘出術が行われてきた.近年内視鏡手術と手術機械の進歩により,腹腔鏡下で開腹と同様の手術を施行することができるようになった.今回我々は,膀胱鏡の併用および手術手技の工夫により安全に全腹腔鏡下子宮全摘出術を施行することができたので,これを報告する.
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© 2012 日本大学医学会
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