日本大学医学部内科学系神経内科学分野
2018 年 77 巻 5 号 p. 303-307
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認 知 症 診 療 で は,「 治 せ る 認 知 症 (treatable dementia)」を事前に除外することが重要である.高齢者 では急性髄膜炎や脳炎の病初期にみられる症状や徴候が 現れにくく,さらに真菌性髄膜炎や結核性髄膜炎ではよ り潜行性の経過をたどることから認知症と鑑別を要する. 中枢神経系感染症では早期診断と早期治療により良好な 転帰が得られるため,認知症の鑑別疾患として忘れては ならない.
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