産業医学レビュー
Online ISSN : 2435-1059
Print ISSN : 1343-6805
過労死等防止対策の歴史とこれから
:これまでに蓄積された過重労働と健康障害等との関連性に関する知見
茅嶋 康太郎吉川 徹佐々木 毅劉 欣欣池田 大樹松元 俊久保 智英山内 貴史蘇 リナ松尾 知明高橋 正也
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2017 年 29 巻 3 号 p. 163-187

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抄録
「過労死」は1980年代後半から注目され始め、これまで多くの労働者が命を亡くしてきた。これまでも国は労災認定基準を定め、被災者の救済を行い、また過重労働による健康障害防止のための対策にも取り組んできたところであるが、平成26年6月27日に「過労死等防止対策推進法」が公布され、国の施策として取り組む対策の概要が定められた。これまで、過重労働による健康障害については様々な研究によりエビデンスが蓄積されているので、現在における負荷要因と健康障害についてのレビューを行う。
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© 2017 公益財団法人 産業医学振興財団
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