産業医学レビュー
Online ISSN : 2435-1059
Print ISSN : 1343-6805
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドの経皮吸収と肝障害
塚原 照臣野見山 哲生
著者情報
解説誌・一般情報誌 フリー

2019 年 32 巻 1 号 p. 55-63

詳細
抄録
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドは、経皮吸収される両極性(脂溶性、水溶性)の溶剤である。肝障害が主たる毒性であるが、液体の直接接触のみならず、蒸気の曝露によっても、経皮吸収で肝障害を引き起こす症例が報告されている。その使用に際しては、吸入曝露のみならず経皮吸収の寄与も考慮し、曝露対策を講ずることが必要である。
著者関連情報
© 2019 公益財団法人 産業医学振興財団
前の記事
feedback
Top