産業医学レビュー

Online ISSN : 2435-1059
Print ISSN : 1343-6805

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32 巻, 1 号

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労働者健康安全機構労災病院の構築している入院患者病職歴データベース

加藤賢朗, 廣瀬雄輔, 豊田章宏

2019 年 32 巻 1 号 p. 1-17
発行日: 2019/05/01
公開日: 2024/04/01

DOIhttps://doi.org/10.34354/ohpfrev.32.1_1

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労働者健康安全機構が保有している入院患者の病職歴データベース（DB）は、1984年より開始され、現在までのおよそ30年の間に病歴情報は690万件（345万人）、職歴情報は362万件（223万人）の情報を蓄積している。このDBは入院患者の病歴と詳細な職歴だけでなく、生活習慣、雇用形態などに関する情報も備えている病院のDBとしてユニークなものであり、労働と疾病に関する疫学研究、臨床研究、復職支援に関する研究などに利用されている。本稿では、今までの経緯とDBを用いた研究の概略を述べる。

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ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドの経皮吸収と肝障害

塚原照臣, 野見山哲生

2019 年 32 巻 1 号 p. 55-63
発行日: 2019/05/01
公開日: 2024/04/01

DOIhttps://doi.org/10.34354/ohpfrev.32.1_55

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ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドは、経皮吸収される両極性（脂溶性、水溶性）の溶剤である。肝障害が主たる毒性であるが、液体の直接接触のみならず、蒸気の曝露によっても、経皮吸収で肝障害を引き起こす症例が報告されている。その使用に際しては、吸入曝露のみならず経皮吸収の寄与も考慮し、曝露対策を講ずることが必要である。

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