大分県理学療法学
Online ISSN : 2434-5431
Print ISSN : 1349-4783
両側人工股関節全置換術患者における歩行解析導入が 理学療法に有効であった一症例
指宿 輝宮川 真二朗橋本 みなみ德田 一貫
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2020 年 13 巻 p. 30-35

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抄録

【目的】 本症例研究の目的は,跛行を認めた両側股OA の手術前後に三次元動作解析装置にて歩行評価を行い,股関節や骨盤角度の変化を検討することである.【対象】 当院に入院し,両側股OA に対して人工股関節全置換術を施行した70 代の男性.【方法】 8台の赤外線カメラを用いたVICON Nexus 2.5 と4基の床反力計(AMTI 社製)を用いて手術前後の歩行を記録した.【結果】 立脚初期の股関節屈曲角度(右/ 左):25/29 → 21/22°,立脚中期の骨盤角度:4/- 5→0/-1°,立脚中期から後期にかけての股関節伸展角度:-7/3→ -4/4°と変化を認めた.【結語】 両側股OA を認めTHA を施行した患者に対し,歩行解析を導入することで左右それぞれの問題点が明確となり,アプローチを行う事で歩容が改善した.

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2020 公益社団法人 大分県理学療法士協会
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