大分県理学療法学
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特発性間質性肺炎患者における低負荷・高頻度の理学療法が 連続歩行距離の向上に効果的であった一症例
植村 美祐中 翔一郎
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ジャーナル オープンアクセス

2025 年 18 巻 p. 48-52

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抄録
【目 的】 特発性間質性肺炎(以下IPs)患者に対して,低負荷・高頻度での運動療法を実施する ことで,呼吸困難感の軽減及び運動耐容能が向上した為,報告する. 【対 象】 症例は70歳代男性.診断名:IPs,既往歴に胃がん術後,慢性気管支炎あり. 【方 法】 修正ボルグスケール「適度~ややきつい」での低負荷・高頻度の運動と1日2回以上の 自主練習指導を行い,評価として6分間歩行テスト(以下6MWT)を実施した. 【結 果】 実施期間は,入院より44日間であった.初回の6MWT:230m(実施後HR:115bpm, SpO2:89%,RR:27回,修正ボルグスケール8),入院44日目の6MWT:352m(実 施後HR:114bpm,SpO2:88%,RR:33回,修正ボルグスケール8)と歩行距離の延 長を認めた. 【結 語】 IPs患者に対して低負荷・高頻度の運動療法を実施することで,身体機能の改善に寄与 する可能性が考えられた.
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2025 公益社団法人 大分県理学療法士協会
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