抄録
【目 的】 特発性間質性肺炎(以下IPs)患者に対して,低負荷・高頻度での運動療法を実施する
ことで,呼吸困難感の軽減及び運動耐容能が向上した為,報告する.
【対 象】 症例は70歳代男性.診断名:IPs,既往歴に胃がん術後,慢性気管支炎あり.
【方 法】 修正ボルグスケール「適度~ややきつい」での低負荷・高頻度の運動と1日2回以上の
自主練習指導を行い,評価として6分間歩行テスト(以下6MWT)を実施した.
【結 果】 実施期間は,入院より44日間であった.初回の6MWT:230m(実施後HR:115bpm,
SpO2:89%,RR:27回,修正ボルグスケール8),入院44日目の6MWT:352m(実
施後HR:114bpm,SpO2:88%,RR:33回,修正ボルグスケール8)と歩行距離の延
長を認めた.
【結 語】 IPs患者に対して低負荷・高頻度の運動療法を実施することで,身体機能の改善に寄与
する可能性が考えられた.