2021 年 53 巻 6 号 p. 430-435
子どもを取り巻くメディアの環境は時代とともに急速に変化しており, 子ども達の電子映像メディアへの接触は長時間化, 低年齢化に拍車がかかっている. 成長発達期にある子どもたちにとって, 不適切な使用による心身への影響は計り知れず, 生活リズムの乱れや睡眠不足, 視機能低下, 発達面への影響, ネットいじめなど特有の問題も出現している. また, インターネットゲーム依存が医学的にも考慮されるようになり予防と対策が検討されるようになった. 一方でメディアを学習や生活に取り入れてうまく活用する場面も増えており, メディアとの共存はごく当たり前になってきている. 我々には, 新たな時代を生きる子どもたちに, メディアとの上手な付き合い方を指南する役割が課せられている.