脳と発達
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神経内分泌学的にみた自閉症
粟飯原 良造橋本 俊顕
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1989 年 21 巻 2 号 p. 154-162

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抄録
自閉症児30例, 注意欠陥障害児 (ADD) 16例, 生理学的精神遅滞児 (MR) 18例に対して, インスリン, TRH, LH-RHの各負荷試験を行い比較検討した.さらに14例の自閉症では, ホルモン分泌日内リズムについても検討した.インスリン負荷GHの反応でMRがADDより, TRH負荷TSHの反応で自閉症がMRより, それぞれピーク値, ピーク値と基礎値との差において有意に低値を示した.ホルモン分泌日内リズムでは, 自閉症14例中11例が異常を呈した・自閉症, ADD, MRにおける神経内分泌学的異常は多様であるが, 自閉症とADD, MRとは異なった視床下部一下垂体系の機能異常が示唆された.
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© 日本小児小児神経学会
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