国立療養所西別府病院小児科
1989 年 21 巻 5 号 p. 499-501
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West症候群で発症した現在9歳のFahr病の女児例とその弟および父親の頭部CT所見について報告した.姉は生後6カ月, 弟は8カ月の時の頭部CTですでに石灰化が認められた.このようにFahr病では頭部CTでの石灰化は結節性硬化症のそれと比べてより早期から認められ, 皮膚に白斑が認められないという相異点があるが, 乳幼児期ではFahr病と結節性硬化症とは鑑別し難く, 結節性硬化症の鑑別診断の一つとしてFahr病を考慮する必要がある.
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