熊本大学医学部発達小児科
1990 年 22 巻 1 号 p. 61-65
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我々は, 重度の精神運動発達遅滞と小頭症を有する姉妹に, 14q-の核型を認めたので報告する. ringformationを伴わない14q-の報告は現在まで5例あるが, 46XX, del (14) (q12q13.3) の核型の報告は本例が初例である. 報告例と本2症例を比較検討した結果, 多くの共通するphenotypeを有していた. 患児らの染色体異常は, 家族全員の高精度分染法による染色体検索により明らかになり, 母親に由来する異常と判明した.
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