抄録
新生児期に超音波検査で診断された嚢胞状脳室周囲白質軟化症 (PVL) の2例に経時的MRI (初回修正4カ月, 2回目修正9カ月, 3回目修正15または19カ月) を施行した. 超音波検査上2症例はPVLの2大好発部位である側脳室前角と後角三角部辺縁白質に嚢胞を認めた. 側脳室壁の不整および髄鞘形成障害の描出は修正4カ月のIR法で可能であった. Gliosisを反映すると考えられるlong SE法での脳室周囲高信号域 (PVH) の描出は, 修正9カ月時点で可能であった. PVHの部位は超音波検査上の嚢胞状病変部位に一致し, より広範囲にMRI上認められ, 3回目のMRI検査で一層鮮明かつ広範囲に描出された. また主なPVL病巣の確認方法には矢状断を加えることが有用と思われた.