松戸市立病院新生児科
1991 年 23 巻 4 号 p. 401-404
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未熟児の無呼吸発作の治療に中枢性呼吸刺激剤投与後に多呼吸による一過性低炭酸ガス血症をきたし, その治療経過中に頭部超音波カラードプラ検査にて脳血流と前大脳動脈のpulsatility index (PI) の変化を追跡した. 動脈血炭酸ガス濃度 (PaCO2) が上昇するにしたがいPIは低下し, 矢状断での脳底動脈から前大脳動脈の血流も改善した. 未熟児でも低炭酸ガス血症は脳血管を収縮し, 脳への血流供給を減少させるものと考えられた.
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