脳と発達
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SPECT画像の評価法
Patlak plot法を用いた松田らの方法による脳血流定量の小児領域における有用性
高石 康子橋本 清藤野 修藤田 武久榎戸 久小松崎 英樹川上 康彦平山 恒憲桑原 健太郎藤松 真理子水村 直
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キーワード: SPECT, 99mTc-HMPAO, 半定量法, 定量法
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1998 年 30 巻 6 号 p. 500-504

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抄録
SPECTは脳血流動態を検査する一法である.その画像の評価法には視覚的評価法, 半定量法 (小脳, 視床に対する脳局所集積比を評価), 定量法 (99mTc-HMPAOを使用し動脈血採血の不要なPatlak plot法による松田らの方法により求めた脳血流量) がある.半定量法と定量法について神経系疾患患者14例を対象とし関連性を検討した.局所ごとの脳局所集積比と定量法における脳血流量との問には大半の部位で有意な相関はみられなかった.その原因は半定量法で基準とした小脳, 視床の血流量に変動があったためと思われた.正常人との比較や同一症例での経時的変化をみるには定量法が適切であり, 小児には動脈血採血の不要な松田らの方法が適切と思われた.
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© 日本小児小児神経学会
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