自治医科大学小児科
1999 年 31 巻 2 号 p. 135-139
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アポトーシス (apoptosis) は発生における生理的な現象 (プログラム細胞死) として中枢神経系の随所で生じている.神経系細胞の死はbcl-2ファミリーなどの制御機構により厳重に調節されている.とくに神経細胞死は細胞自身に内在する制御機構とともに, シナプス結合の入力側・出力側やグリアに由来する神経栄養因子による多重の制御を受ける.これらの細胞内外の因子のいずれかに異常をきたすと, 大量の神経細胞死が生じ, 脳奇形をもたらす.
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