耳鼻咽喉科展望
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薬剤関係
通年性アレルギー性鼻炎のMorning Attackに対する第2世代抗ヒスタミン薬の効果
—PNIFを用いた検討—
藤倉 輝道渡邊 健一
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2010 年 53 巻 4 号 p. 265-269

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抄録
アレルギー性鼻炎においては朝, 起床時の症状の悪化が認められMorning Attackと呼ばれている。我々は塩酸オロパタジンを用いて抗ヒスタミン薬の就寝前投与が通年性アレルギー性鼻炎においてMorning Attackを抑えるか否か検討を行った。鼻閉に関してはpeak nasal inspiratory flow (PNIF) を用いた評価を行った。塩酸オロパタジン5mgの就寝前ならびに朝食後の内服により, 起床後1時間以内のくしゃみ, 鼻汁スコア, PNIF値は投与2日目の朝から改善がみられた。鼻症状の概日リズムと投与薬剤のTmaxとT1/2に配慮したクロノセラピーは患者の治療に対する満足度を上げる意味からも重要であると考えられた。
また, PNIFによる鼻閉の自己評価は数値により客観的に治療効果を判断することにつながり, これもまた患者自らが症状を評価しコントロールする上での一助となると考えられた。
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© 2010 耳鼻咽喉科展望会
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