耳鼻咽喉科展望
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綜説
聴覚障碍のリハビリテーション医学
—早期発見から社会生活までの展望—
中澤 操
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2011 年 54 巻 3 号 p. 130-139

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抄録

従来の医学的モデルでは, 病因, 病理, 疾病の発現機序を考えることが患者の診断や治療につながると考える。一方で, 慢性疾患や高齢者, 障碍を持つ人が, どのように生きていくかというリハビリテーション医学的視点も同じように大切である。障碍者の生活機能を社会的モデルとしてとらえることをWHOが国際生活機能分類ICFで提唱してから, 既に10年経過している。本稿では聴覚障碍をリハビリテーション医学的見地から考えてみたいと思う。

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© 2011 耳鼻咽喉科展望会
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