帝京大学医学部耳鼻咽喉科学教室
1990 年 33 巻 4 号 p. 311-316
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タバコ喫煙後に平衡障害の悪化を訴える脊髄小脳変性症例 (50歳, 男性) について報告した。この症例においては喫煙後から自覚的なふらつき感の増悪とともに, 他覚的にも重心動揺記録, 視運動性眼振検査所見の増悪現象がみられ, その現象は約15~20分持続した。本症例を通じて平衡機能に対して喫煙が他覚的にも悪影響を与える症例が存在することを証明し得た。
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