東京医科歯科大学医学部耳鼻咽喉科学教室
1995 年 38 巻 3 号 p. 310-315
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最近舌に発生した神経鞘腫の1症例を経験したので画像診断を中心に考察し報告した。症例は15歳の女性で, 約3cm大の舌背ほぼ正中の粘膜下球形腫瘤を主訴としていた。術前の画像診断として超音波断層撮影, CT, MRIを行ったが, MRIでは病変がより明瞭に描出され, また病変を3次元的に把握することが最も容易であった。舌背正中切開にて被膜外に摘出した。母地神経は不明であったが, 病理組織学的検索にて, 神経鞘腫 (Antoni A+B) と診断された。
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