2003 年 72 巻 7 号 p. 896-899
最近,色素増感太陽電池が10%の変換効率を有し,低コストで作製できるため,広く注目されている.しかし,この太陽電池は液体電解質を用いるため,液漏れによる劣化問題がある.いくつかの電解液の固体化方法が報告されたが,固体化太陽電池の変換効率はかなり低い.われわれは,三次元ネットワークポリマー電解質を用い,色素増感太陽電池の擬固体化を行った.擬固体化セルとして最高の変換効率7.5%を得た.本稿では,ポリマー電解質を用いる太陽電池の作製方法および変換効率の向上方法などについて紹介する.