応用物理
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教育の広場
高等学校新学習指導要領に基づく「物理II」選択分野の大学入試での取り扱いに関する提案
高杉 英一鈴木 直筒井 和幸
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2004 年 73 巻 1 号 p. 62

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抄録

2003年に,高等学校新課程での物理教育が始まった.物理は物理Iと物理II (ともに3単位) の2科目からなる.物理Iには中学校から11項目が移され,3単位で消化できるかどうか懸念される.物理Iの体系的な学習内容は物理IIに移り,「物質と原子」と「原子と原子核」の選択分野ができた.選択を含め物理IIを全部学ぶには4単位の時間が必要だが,さまざまな制約から多くの高校では3単位しか配当できない.大学入試で物理IIの全範囲を要求すると,3単位の時間で4単位分を教えることから,未消化の学習を強要し,物理嫌いを拡大させ,結果として高校での物理教育を崩壊させるであろう.ここで,大学入試での物理IIの取り扱いについて一つの提案を行う.

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© 2004 公益社団法人応用物理学会
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