2005 年 74 巻 4 号 p. 492-496
近接場光学顕微鏡の高い空間分解能を利用して,金ナノロッド(棒状の金微粒子)におけるプラズモンモードの波動関数の空間形状を光学的に可視化することに成功した.また超高速測定法と組み合わせて時間・空間分解分光を行い,光励起後にプラズモン共鳴の空間特性が時間とともに変化していく様子(過渡応答イメージ)を可視化することにも成功した.これらの方法によりナノメートル領域で起こる光子-微粒子間相互作用や光エネルギーの散逸過程(電子-電子散乱,電子-格子散乱緩和過程)について,最近得た結果を紹介する.