応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
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ガラスインプリント法によるサブ波長光学素子の形成
西井 準治田中 康弘波多野 卓史
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2009 年 78 巻 7 号 p. 655-658

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抄録

情報家電機器に搭載される光学ガラス素子の重要性が高まる中,今後の産業界にとって必須条件である製造エネルギーや環境負荷の低減と高機能素子の量産化を両立するためのグリーンプロセスとして,ガラスインプリント技術の基盤構築に取り組んでいる.反射防止,収差補正,偏光制御などの機能発現をめざして,光学ガラスの表面に微細な周期構造の形成を試みた.高い耐熱性と機械的強度を備えたSiCモールドを開発し,可視域でのガラス表面の反射率を1/20以下に低減できる反射防止構造や,可視全域で95 % 以上の回折効率を有するガラス・樹脂ハイブリッド回折格子などを試作し,それらを光学レンズの成形に展開した.

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© 2009 公益社団法人応用物理学会
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