2010 年 79 巻 7 号 p. 628-632
省エネルギー性能をもつ窓ガラスは,民生部門におけるCO2 削減に大きな効果をもつと期待される部材の一つである.透明な状態と鏡の状態にスイッチングできる調光ミラー薄膜を用いることで,太陽光を効果的に遮〔しゃ〕蔽〔へい〕して冷房負荷を大きく低減できる窓ガラスが実現できる.マグネシウム・ニッケル合金薄膜を用いた調光ミラー材料を中心に,基本的な調光ミラー薄膜の性質について概説し,また,実際に調光ミラー窓ガラスを建物に実装して測定した省エネルギー性能を紹介する.