第3期科学技術基本計画では,科学技術の目指すべき目標の一つとして,「安全が誇りとなる国 − 世界一安全な国・日本を実現」を掲げており,政府一体となって安全・安心科学技術に取り組んでいる.文部科学省では,現在,安全・安心科学技術に関する二つの研究開発プログラムを実施し,主として爆発物,化学剤,生物剤の検知など,分野横断的なアプローチの下,社会への実装を重視し,対策を行う関係省庁との連携を重視した研究開発を行っている.現在,検討が進んでいる第4期科学技術基本計画では,基礎研究の重視に加え,課題解決型の研究開発アプローチが重視されており,安全・安心科学技術についても,その重要性はますます高まるだろう.