2011 年 80 巻 5 号 p. 403-406
時速500kmでの安定走行が可能な超電導磁気浮上鉄道(超電導リニア)は,1997年4月から山梨リニア実験線において走行試験が行われ,要素技術・特性の試験や高速連続走行試験などが進められてきた.超電導リニアの採用が有力な中央新幹線は,三大都市圏を結ぶ幹線のさらなる速達性・利便性の向上と,東海道新幹線バイパスとしての役割などの点から必要性が高く,2027年の東京・名古屋間の営業運転開始へ向けて,国民も高い関心を寄せている.今後の技術開発の進展によっては高温超伝導マグネット導入の可能性もあるかも知れない.本稿では,超電導リニアの技術の概要と中央新幹線開業へ向けた最近の動向について紹介する.