応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
研究紹介
コンピュータ・シミュレーションによる生体触媒反応機構の研究
姜 志姈, 萩原 陽介, 舘野 賢
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2011 年 80 巻 7 号 p. 610-614

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抄録

生命のはたらきの基盤は,タンパク質やDNA,RNAなどの生体高分子の相互作用と反応にある.生体高分子の精密な立体構造と電子構造に基づき,重要な生体反応の詳細な機構を解明するために,筆者らは理論解析技術の開発とそれらを実装したシステムの構築,およびその応用を進めている.量子力学および古典理論双方のハミルトニアンを組み合わせることによって,周囲の溶媒水分子などもあらわに取り入れた巨大な生体高分子系の全体を,理論的に高精度に取り扱うことが可能となる.さらに分子動力学計算と組み合わせて計算することにより,生体反応の動力学的機構を解析できる.本稿では,こうした研究の最近の重要な進展について述べる.

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© 2011 公益社団法人応用物理学会
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