光を駆動手段として用いる特徴は,「非接触で指向性良くエネルギーを供給できる」,「電気,磁気的なノイズの影響を受けない,また,これらのノイズを発生しないため外界に影響を与えない」,「エネルギーの供給と同時に情報の伝達も可能」が挙げられる.ここでは,光エネルギーを直接利用するものと,機械エネルギーに変換して利用する方法との2つに分類できる.具体的には,光放射,光起電力,フォトサーマル,光熱磁気,および光マランゴニおよび光化学変化について述べる.本解説は,従来の光駆動マシンを概観しながら,次世代のナノ・マイクロマシン技術として期待される光駆動材料とフォトサーマル技術に焦点を当てて紹介する.