応用物理
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最近の展望
匂い成分の光バイオモニタリングと可視化計測
三林 浩二
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2014 年 83 巻 1 号 p. 33-37

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抄録

匂いの情報化を目的に,生体・生物の代謝酵素の触媒能を利用した生化学式ガスセンサ「バイオスニファ」を考案し,トリメチルアミン(悪臭成分)やメチルメルカプタン(口臭の主要成分)用のセンサなどを開発した.また光学計測を組み合せることで,「匂い情報を光情報に変換」することを可能とした.例えばUV-LEDを励起光源に,そして光電子増倍管を受光素子とした蛍光バイオ計測にて,ホルムアルデヒド(環境汚染物質)の高感度モニタリング(750 ppt〜)を実現した.またエタノールガスを,酵素反応を介してルミノール発光に誘導し,高感度CCDカメラで捉えることで,エタノールガスの可視化に成功し,飲酒後の呼気や果実の熟成度合いの匂いイメージングを可能とした.

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© 2014 公益社団法人応用物理学会
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