2015 年 84 巻 2 号 p. 131-136
液晶は分子配列の方向によって屈折率や誘電率などが大きく異なり,比較的低い電圧で配列方向を大きく変化させることなどの特徴を有しているため,電界や磁界により容易にその配向状態を制御することが可能である.液晶を用いた光学素子は小型,軽量,薄型,低消費電力駆動が可能であることから表示素子に広く用いられているが,最近ではディスプレイ用途以外の液晶の応用が注目されている.本稿では,筆者が取り組んできた液晶を用いた光学素子およびその応用に関する研究成果について紹介する.