光の波長よりも小さな金属微粒子やその分散構造の光応答は,近接場光の発生を考慮すればLCR等価回路と考えることができる.その考えに基づけば,金属微粒子をランダムに配置した構造でもメタマテリアルやメタサーフェスとして機能することを予測することが可能である.我々は,銀ナノ平板微粒子をランダムに分散した銀ナノ石畳(NASIP)構造によって透明度が高く日射遮熱効率がよいメタサーフェスを開発した.本稿では,NASIPを題材としてランダム配列メタマテリアルの動作原理について説明し,さらに将来の可能性について述べる.