応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
研究紹介
グラフェンを用いた発光型バイオセンサ
古川 一暁上野 祐子
著者情報
ジャーナル フリー

2016 年 85 巻 6 号 p. 496-500

詳細
抄録

グラフェンおよび酸化グラフェンの特徴の1つに,可視域全般の発光を高効率に消光する機能がある.私たちはこれを利用して,標的分子であるタンパク質を検出して蛍光を発する発光型バイオセンサを固体表面に構築してきた.本稿では,その原理を解説し,高効率化やオンチップデバイス化についての最近の研究成果を紹介する.

著者関連情報
© 2016 公益社団法人応用物理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top