応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
研究紹介
異原子導入によるSiC MOSFETの特性改善
岡本 大, 矢野 裕司
著者情報
ジャーナル フリー

2017 年 86 巻 9 号 p. 781-785

詳細
抄録

電気エネルギーの大幅な省エネルギー化をもたらす技術として,パワーエレクトロニクスが注目されている.近年,次世代のパワー半導体デバイスとして,シリコンカーバイド(SiC)を用いたパワーMOSFETが実用化され,市販が開始された.しかし,SiCを用いたパワーMOSFETにおいては,SiO2/SiC界面に存在する界面準位の影響により,チャネル領域において十分な電界効果移動度が得られていないことが問題となっている.本稿では,これまで問題となっていた低い電界効果移動度を克服するために我々が取り組んできた,リン(P)やホウ素(B)などの異原子をSiO2/SiC界面に導入する手法について紹介する.

著者関連情報
© 2017 公益社団法人応用物理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top