2021 年 90 巻 3 号 p. 181-184
近年,多発しているゲリラ豪雨による内水氾濫を予測するためには,河川水位とは異なり目視では確認できない下水道の水位をリアルタイムに計測することが重要です.そこで,下水道マンホールにエネルギーハーベスティングデバイス(熱電変換素子)を装着し,これまではできなかった下水道の水位をリアルタイムに計測することを実現しました.さらに,ネットワークの消費電力を低減することにより,5年以上電池交換せずにセンサを動作させながら,水位データをクラウドに格納できるリアルタイムモニタリングシステムの開発・製品化に成功しました.本稿では開発技術,実証実験,製品化に至るまでの経緯を説明します.