応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
研究紹介
量子ネットワーク技術
山本 俊生田 力三小林 俊輝井元 信之
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2021 年 90 巻 7 号 p. 433-437

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抄録

離れた量子系に量子もつれを生成しネットワーク化することで,全体の量子系が大規模化され,任意の量子プロトコルが実装される.量子暗号として用いれば,原理的なセキュリティ通信を可能にし,量子テレポーテーションや量子コンピュータを実現することも可能である.量子もつれを利用しない量子暗号通信はすでに実用化のフェーズに入り,そのビジネスの期待が大きく膨らんでいる.次にくる量子もつれ光子対配信や物質量子系間の量子もつれ生成の要素技術研究も大きく進展し,注目を集めている.こちらは最近では量子インターネットとも呼ばれ,フィールドテストの研究が欧米中で進行中である.本稿では,このような量子ネットワーク技術の世界的なすう勢を我々の研究を交えて紹介する.

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© 2021 公益社団法人応用物理学会
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