応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
研究紹介
高速度赤外線カメラを用いた沸騰熱伝達メカニズムの観察
矢吹 智英
著者情報
ジャーナル フリー

2025 年 94 巻 5 号 p. 264-268

詳細
抄録

沸騰熱伝達は,他の伝熱形態と比較して高い熱伝達率を有しており,CPUやパワー半導体などの高発熱密度体の冷却への応用が期待されている.しかしながら,なぜ沸騰が高い熱伝達率を持つかを明確に答えることは今でも難しく,熱伝達メカニズムには不明な点が残されている.熱伝達メカニズムの正しい理解は,高性能伝熱面や沸騰熱伝達の数値計算予測技術の開発などにおいて不可欠である.本稿では,高速度赤外線カメラを用いた熱輸送分布の詳細観察によって明らかになった沸騰の熱伝達メカニズムについて紹介する.

著者関連情報
© 2025 公益社団法人応用物理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top