応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
Coffee Break
半導体産業の利益率はどうして高いのか?
自動車産業と比較してみる
近藤 誠一
著者情報
ジャーナル フリー

2025 年 94 巻 6 号 p. 331-335

詳細
抄録

半導体産業の営業利益率はデバイスメーカのみならず,装置・材料メーカも含めて非常に高いことは一般によく知られている.特に半導体前工程に関わっている企業や事業部門では20%以上の営業利益率を達成していることが多く,好景気では30~60%にもなる場合がある.一方,自動車産業は一般的に10%以下であることが多く,部品・材料メーカに至るまで同様である.これは企業ごとの違いや時期に依存することはあっても,それが主たる理由ではなく,産業構造の違いによるもの,すなわち生産効率の違いによるものであることを指摘し,売価アップや固定費圧縮以外に利益率を上げる本質は何であるかをさまざまな産業で高利益率を達成している企業や業種を例に議論する.

著者関連情報
© 2025 公益社団法人応用物理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top