東北大学理学部物理学教室
1984 年 53 巻 5 号 p. 415-420
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吸着子内殻光霜子回折とは,固体表面に吸着した原子,分子の内殻準位を光電子として励起し,生じた光電子波の固体表面での回折現象をいい,固体表面構造解析の手段として用いるものである.本稿ではこの手法の特徴を概説し,初期においてこの手法で解析されたO/Cu(100)表面構造について,その後の研究結果と対比させる.また,ごく最近では,Si,Ge(111)表面上の金属初期吸藩構造の解析に適用されているので,それを紹介し,その展望を述べる.
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