応用物理
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高分解能電子顕微鏡による超微粒子観察の現状
飯島 澄男
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1985 年 54 巻 9 号 p. 926-929

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抄録
極限状態下にある物質の研究は,物性研究の常套手段である.物質を超微粒子化すると,バルクの性質とは異なる現象,いわゆる粒径効果が現われる.物性物理の新しい分野である.セラミックスの焼結機構あるいは物性を理解するためには,個々の粒子の大きさ,結晶構造,形態,表面構造,安定性について知る必要がある.本稿では,高分解能電子顕微鏡による超微粒子結晶の微細構造を,原子のレベルの分解能で調べる方法につき報告する.
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© 社団法人 応用物理学会
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