大阪大学産業科学研究所
1993 年 62 巻 5 号 p. 463-466
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Layer-by-layerの積層を用いた人為的な構造制御法は,準安定物質や新物質の薄膜を合成するための有力な手法の一つである.この方法を用いると,Sr/Ca組成比を自由に変化させながら,無限層構造をもつ (Ca, Sr) CuO2薄膜が作製できる.原子層積層によって成長させたこの無限層薄膜の物性について,構造,組成,輸送特性という観点から紹介する.また,一部の試料が示した,高い温度で見られる抵抗,磁化の異常についても議論する.
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