主催: 日本心理学会第84回大会準備委員会(東洋大学)大会長 大島尚
会議名: 日本心理学会第84回大会
回次: 84
開催地: 東洋大学白山キャンパス
開催日: 2020/09/08 - 2020/11/02
本研究は,情報処理スタイルおよび中古品に対するイメージと中古品の購買意図との関連を検討した。アンケート調査会社に登録をし,回答に不備がない30代~50代の581名(男性289名,女性292名)を分析対象とした。調査内容は以下の通りである。1)個人属性項目:性別,年齢等,2)情報処理スタイル:「合理性」「直観性」38項目,3)中古品のイメージ:形容詞対24項目,4)中古品の購買意図:「家」「家具」などの品目名を20項目選定し,それぞれの項目に対しどの程度中古品の購買意図があるかをたずねた。中古品のイメージは「価値」「活動性」の2因子が得られ,中古品の購買意図は「子ども用品」「生活用品」「家・車」の3因子が得られた。中古品の購買意図を目的変数,性別,年齢,情報処理スタイル,中古品のイメージを説明変数とした重回帰分析を行った。その結果「子ども用品」に対しては年齢(30代>50代)およびイメージの「価値」の高さが,「生活用品」に対しては性別(男性>女性),情報処理スタイルの「直観」の高さ,イメージの「価値」の高さ,「活動性」の低さ,「家・車」に対しては性別(男性>女性),イメージの「価値」の高さが有意な関連を示した。