日本心理学会大会発表論文集
Online ISSN : 2433-7609
日本心理学会第84回大会
セッションID: SS-008
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公募シンポジウム
心理統計の学習方略を議論する―統計とうまくつきあえるユーザーを増やしていくために―
樫原 潤市川 玲子德岡 大北條 大樹小杉 考司
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抄録

統計を専門としない心理学者にとって,「心理統計とうまくつきあっていくこと」はなかなか難しい課題である。心理統計学が日々発展していく状況を横目に,「最新のことはわからないから,自分が習ったやり方を続ける」と消極的な姿勢を取るユーザーは多いだろう。また,統計の学習に夢中になるあまり,専門領域の開拓がおろそかになってしまう例も見受けられる。自身の専門とのバランスを取りつつ,統計の知識・運用スキルを主体的に磨き続けるには,学習上の様々な工夫が必要となるだろう。

本シンポジウムでは,心理統計学者とユーザーの共同作業に基づき,心理統計の学習方略に関する議論を深めていく。シンポジスト各自が実践している「心理統計の学習方略」を共有し,「学習者を支えるための,統計教育のあり方」をも見据えた議論を行うことで,心理学界の中で「統計とうまくつきあえるユーザー」を増やしていくためのヒントを探索的に見出していきたい。

 

役割,所属訂正

(誤)

企画者,話題提供者:市川 玲子(イデアラボ)

(正)

企画者:市川 玲子(NECソリューションイノベータ株式会社)

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