日本心理学会大会発表論文集
Online ISSN : 2433-7609
日本心理学会第85回大会
セッションID: SS-013
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公募シンポジウム
心理学のデジタルトランスフォーメーションに向けて内言のデジタル化,作風の可視化,カジノのプレイデータ解析,そして,ネット犯行時刻の予測
横谷 謙次山本 哲也高橋 英之阿部 修士高村 真広
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抄録

情報通信技術の進展に伴い,人間の行動はデジタルデータとして保存され易くなり,そのデータの解析技術も進歩している。本チームでは,内言,小説の作風,カジノのプレイデータ及び違反行為に関する最新知見を紹介する。まず,高橋(大阪大)は外からは直接観察することが難しい個人の心的現象である「内言」のデジタル技術による可視化を目指し,その在り方がどれだけ個人間で多様なのかを調査した知見について報告を行う。次に,山本(徳島大)は,小説に対する自然言語処理の適用例を報告し,テキスト化されたデータにおける特異性の抽出の実際と,心理学研究への応用に関する展望を示す。また,阿部(京都大)は海外カジノ施設におけるプレイデータの分析を通じて,ギャンブルにおける勝敗結果が,後の賭け行動にどのような影響を与えるかについての知見を紹介する。更に,横谷(徳島大)は,55万人以上の6カ月間にわたる秒単位のログを解析することにより,二カ月以内の違反者及び一週間以内の犯行時刻が予測できることを示す。最後に,高村(島根大)は,これらの研究を統括し,心理学のデジタルトランスフォーメーションに向けてどのような方略が必要かを討議する。

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