日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第15回秋季シンポジウム
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層状チタン酸塩のイオン交換過程の検討
井上 宏一永井 正幸
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p. 101

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抄録
層状チタン酸塩である4チタン酸カリウムについてイオン交換過程を検討した。試料の4チタン酸カリウムは炭酸カリウムと二酸化チタンを1.1:4で混合し、800℃で加熱して得た。その試料を純水、強酸性型イオン交換樹脂、0.1N塩酸、0.1N硝酸、0.1N硫酸中に投入しその後の変化を観察した。その結果水、イオン交換樹脂、鉱酸を用いた順にイオン交換反応が生じていることを確認した。これより、プロトンの存在量がイオン交換反応に大きく関わっていることが示唆されるが詳細は現在検討中である。
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©  日本セラミックス協会 2002
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